Ⅰ 数と演算 · ステージ 3 — 分数と小数 · 3.7 分数・小数・パーセント全レッスン →EN日本語
ステージ 3 · 分数と小数

3.7  分数・小数・パーセントの変換

ひとつの数が持つ三つの顔——そして比と割合への橋渡し。

8〜12歳対象 · 数えることから微積分まで、一本道
同じ量、三つの書き方:分数 34 を円グラフで、小数 0.75 を百分の一グリッド(100マスのうち75マスを塗って)、そしてパーセント 75% で。毎回同じ量が塗られている——変わるのは名前だけ。

パイを4等分したうち3切れがなくなったとしよう。四分の三なくなった、と言っても、パイの 0.75 がなくなった、と言っても、パイの 75% がなくなった、と言っても——聞いた人はみんな同じ皿を思い浮かべる。分数・小数・パーセントは、三つの異なる大きさではない;同じ大きさの三つの表記法だ。分数の横線はもともと割り算の記号だから、分数はひっそりと小数を教えてくれる;小数の位の値はひっそりと分数に戻してくれる;そして「100のうちいくつ」というのが、どちらをもパーセントに変える。このレッスンは蝶番だ:三つの顔を自由に行き来できるようになれば、そのときどき一番便利な形を使えばいい——そしてその習慣が、ステージ4の比と割合への扉になる。

3.7.1 分数から小数へ:分子を分母で割る

分数の横線は、最初からずっと割り算の記号だった。だから 34 は単純に 3 ÷ 4意味する。その割り算を実行すると——3つを4人で分けると——小数 0.75 が得られる。新しいことは何も起きていない:同じ量を別の道具で読んでいるだけだ。

キーアイデア

分数は実行待ちの割り算だ:ab = a ÷ b。分子を分母で割った商がそのまま小数になる。

割り切れる割り算もある——それを有限小数という。四分の三がそうだ:3 ÷ 4 = 0.75 でぴたりと終わる。割り切れずに繰り返すものもある。三分の一が典型例で:1 ÷ 3 = 0.333… と3が終わりなく続く。これを 0.3 の上に横棒を引いて表す。どちらも立派な小数——繰り返す方は「以下同様」を示す横棒が必要なだけだ。

18 = 1 ÷ 8 = 0.125(3桁で有限)。27 = 2 ÷ 7 = 0.285714 で、6桁のブロックが繰り返す:0.(285714)——同じ6桁がずっと循環する。

試してみよう 分数 → 小数(筆算の割り算)
分子と分母を選ぼう。エンジンが 分子 ÷ 分母 を計算して、有限か循環かを教えてくれる。
分子(上) 3
分母(下) 4

3.7.2 小数から分数へ:位の値を読む

逆方向に進むには、小数を声に出して読んでみるだけでいい。0.45 は「百分の四十五」と読め、その言葉がそのまま分数だ:45100。最後の桁が百分の一の位にあるから、分母は100になる。次に約分——分子と分母を公約数で割る——と最小公約数の形になる:45100 = 920

キーアイデア

最後の小数の位が分母を決める:1桁 → 十分の一(分母10)、2桁 → 百分の一(分母100)、3桁 → 千分の一(分母1000)。その分数を書いてから約分する。

百分の四十五:100マスのうち45マスを塗ったもの。分数として読むと 45100、約分すると 920
試してみよう 小数 → 分数(位の値を読む)
1桁または2桁の小数を作ろう。エンジンが位の値の分数を書いて約分してくれる。
十分の一の位 4
百分の一の位 5

3.7.3 パーセント:100のうちいくつ

パーセントは分母が常に100に固定された分数だ。言葉がそれを言っている:per cent は「百につき」という意味。だから 75%75100 の略記——全体を100等分してそのうち75個取る。それはまさにこれまで塗ってきた百分の一グリッドだ:小さなマス1つが1パーセントで、塗ったマスの数がそのままパーセントになる。

キーアイデア

% = 百分率。パーセント p は分数 p100 だ。分数をパーセントにするには、分母を100にした等しい表記を見つける(あるいは 分子 ÷ 分母 × 100 を計算するだけ)。

15 は5のうち1つ;これは100のうち20だから、15 = 20%。テストで 78 点なら、7 ÷ 8 × 100 = 87.5%——パーセントは整数でなくてもよい。

3.7.4 パーセント・小数・分数を行き来する

小数とパーセントの間の移動はわずかだ:パーセントは小数を100倍したものに過ぎない。% を取り除いて小数点を左に2桁ずらすと小数になる;% を戻して右に2桁ずらすとパーセントになる。だから 60% = 0.60 = 0.6、そして0.6を位の値で読むと 610 = 35。ひとつの数、三つの書き方:60% = 0.6 = 35

注意

ずらすのは2桁、1桁ではない。0.6 = 60%であって、6%ではない。逆方向も同様で、12 = 0.5 = 50%——0.5%ではない。両方向とも2桁ずらすことを頭に入れておこう。

試してみよう 三つの顔コンバーター
パーセントをスライドさせよう。グリッドが100マスのうちその数だけ塗られ、対応する小数と約分された分数が表示される——ひとつの数、三つの名前。
パーセント

3.7.5 三つの形を使って実際の問題を解く

実生活では、三つの顔は一番便利なところに現れ、慣れた人はその中で計算しやすい形に自由に切り替える。「25%引き」という表示は分数 14 引きのことだから、値段の四分の一が引かれる。バスケット選手の打率0.80080% と同じで、45 とも同じ——5本打って4本成功。問題の「4問中3問」正解は 34 = 0.75 = 75%

4000円のジャケットが25%引き。25%は 14 だから、4000円の四分の一は1000円。割引額は1000円で、支払いは3000円になる。分数に切り替えると暗算が一瞬で終わった。

この自由な切り替えこそ、次のステージで比と割合が積み上げていくものだ:パーセントは100を基準にした比であり、「ある量の何パーセント」はすでに知っている掛け算だ。変換が橋渡しになる。

試してみよう 2桁ずらす:小数 ⇄ パーセント
百分の一の小数を選ぼう。エンジンが小数点を2桁ずらしてパーセントを読み——分数も約分してくれる。
小数(百分の一) 0.60

まとめ

変換元変換先やり方
分数小数分子 ÷ 分母 を計算する34 = 3 ÷ 4 = 0.75
小数分数位の値を読んで約分する0.45 = 45100 = 920
小数パーセント小数点を右に2桁ずらす0.6 = 60%
パーセント小数小数点を左に2桁ずらす75% = 0.75
分数パーセント分子 ÷ 分母 × 10015 = 20%

ひとつの数の三つの顔——分数は割り算、小数は位の値で読む、パーセントは100分の何か。

練習問題

  1. 58 を小数で、次にパーセントで表しなさい。

    答え

    58 = 5 ÷ 8 = 0.625(有限小数)。パーセントにするには0.625を2桁右にずらして 62.5%

  2. 0.12 を最も簡単な分数にしなさい。

    答え

    0.12は「百分の十二」だから 12100。分子と分母を4で割ると 325

  3. 35 と 0.65 ではどちらが大きいか。同じ形に揃えて比べなさい。

    答え

    35 = 3 ÷ 5 = 0.6。0.60と0.65を比べる:0.60は六割、0.65は六割と五厘だから 0.65の方が大きい。(パーセントで言えば:60% < 65%。)

  4. 小テストの点数が「10問中9問正解」だった。分数・小数・パーセントでそれぞれ表しなさい。

    答え

    910 = 9 ÷ 10 = 0.9 = 90%。(10等分の9つ、十分の九、百分の九十。)

  5. 5000円のリュックが20%引きだ。パーセントを分数に変えて、割引額と販売価格を求めなさい。

    答え

    20% = 20100 = 15。5000円の五分の一は1000円引きだから、販売価格は 4000円

  6. 13 を小数で表しなさい。有限か循環か?次に小数点以下2桁に丸めなさい。

    答え

    1 ÷ 3 = 0.333… — 循環小数(3の上に横棒を引いて 0.3 と書く)。切り捨てる次の桁は3で5未満だから、小数点以下2桁に丸めると ≈ 0.33

🎯 確認テスト

6問で定着を確認しよう。正しいと思う答えをタップしてね。

§ 先生・保護者の方へ

このレッスンは有理数の三つの表記をひとつに結びつけます。5.NF.B.3(分数を分子÷分母の割り算として解釈する)と4.NF.C.6および6年生の数体系の学習(小数を分数で書く・逆も然り)を土台にし、6.RP.A.3.c(パーセントを百分率として、ある量の何パーセントを求めること)まで広げ、7.NS.A.2.d(分数は有限小数または循環小数に変換できる)を再訪します。小数を声に出して読むよう促してください——「百分の四十五」と言えばほぼ分数が出てきます——そして小数とパーセントの間の「2桁ずらす」を確実に頭に入れておくことが大切です。ここでの自由な切り替えが、ステージ4の比と割合への助走になります。

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