Ⅰ 数と演算 · ステージ3 — 分数と小数 · 3.3 足し算と引き算全レッスン →EN日本語
ステージ3 · 分数と小数

3.3  分数の足し算と引き算

まずピースのサイズをそろえる — そうすれば分子を足すだけ。

8〜12歳 · 数を数えることから微積分まで、一本道
8分の3と8分の2は同じ大きさのピース。合わせると8分の538 + 28 = 58。分母はそのまま、分子を足す。

整数の足し算が簡単なのは、数えるものが同じだから。リンゴ3個とリンゴ2個で5個。分数も同じ — ピースの大きさがそろっていれば。 8分の3と8分の2を足すと8分の5になるのは、どのピースも8分の1で、単純に「いくつあるか」を数えているだけ。分数の足し算・引き算でやることは一つ、数える前にピースのサイズをそろえること。分母がすでに同じなら分子を計算してお終い。違うなら両方を同じ大きさに切り直す。合計が1を超えたら繰り上げ、引けなければ繰り下げ、最後に約分。それがこのレッスンのすべて。

3.3.1 同じ分母:分子を足す

2つの分数の分母が同じなら、同じ大きさのピースでできている。6分の2と6分の3はどちらも6分の1サイズのピース。合わせるのは単純な数え方、2個と3個で5個 — 6分の5。同じ大きさのピースを合わせても、ピースの大きさは変わらない。だから分母は変わらない。ルールはシンプル:

ポイント

分母が同じ → 分母はそのまま、分子を足す(または引く)。分母はピースの大きさを表すもの。同じ大きさのピースを合わせても、大きさは変わらない。

26 + 36:同じ大きさのピースが2個、さらに3個で、6等分の5つ分56

引き算は同じ図の逆向き。6分の5から6分の1を取ると6分の4が残る。4と6は公約数2を持つので、約分して23。(最後に約分する習慣は §3.3.4 で身につける。)

試してみよう 同分母の足し算
2つの分数は同じ大きさのピース。分子を変えると、バーが埋まって分母が変わらないのを確かめよう。
1つ目の分子 a 3
2つ目の分子 b 2
分母 d 8

3.3.2 分母が違う:まずそろえる

2分の1と3分の1を足すときは? ピースの大きさが違うので、そのまま分子を足すことはできない。リンゴとオレンジを一緒に数えられないのと同じ。図で見ると、2つの色帯がそろわないのがわかる。解決策は §3.2 で使ったツール — 両方を細かい等しいピースに切り直して通分する。

2分の1と3分の1の両方を切り直せる最小の大きさは6分の1 — 2と3の最小公倍数。切り直すと:2分の1は36、3分の1は26。これでピースがそろったので §3.3.1 に戻る:

例題

12 + 13 = 36 + 26 = 56。まず分母をそろえ、それから分子を足す:3 + 2 = 5。

6分の1に切り直す:2分の1は6つ中3つ、3分の1は6つ中2つ。合わせて6つ中5つ。同じ大きさのピースがそろえば、数えられる。
注意

分母を足してはいけない。12 + 1325 ではない。図を見れば一目瞭然:5分の2は2分の1より小さいのに、2分の1に何かを足したら必ず2分の1より大きくなるはず。分母はピースの大きさを表すもの — 足すものではない。

試してみよう 異分母の足し算
分母の違う2つの分数を選ぼう。通分して分子を足し、約分するまでを自動で表示する。
1つ目 a/p 1 4
2つ目 b/q 1 6

3.3.3 帯分数:繰り上げと繰り下げ

帯分数は整数と分数の組み合わせ、例えば134のようなもの。2つの帯分数を足す最も確実な方法は、それぞれを仮分数(整数×分母+分子、すべて同じ分母で)に直し、§3.3.2 と同様に足して、答えをまた帯分数に戻すこと。合計が1を超える例を見てみよう:

繰り上げの例

134 + 212 = 74 + 52 = 74 + 104 = 174 = 414。分数部分の和が1を超えたので、整数部分に1を繰り上げた。

引き算では逆の操作が必要なことがある。314134 では、4分の1から4分の3を引けない。そこで繰り下げ314仮分数134に、13474に直す。13 − 7 = 6 なので64 = 112

試してみよう 帯分数の足し算・引き算
+か−を切り替えて、2つの帯分数を設定しよう。繰り上げ・繰り下げが起きるかどうかも表示される。答えは常に約分済み。
1つ目 w n/d 1 3 4
2つ目 w n/d 2 1 2

3.3.4 約分する習慣

答えは既約分数になるまで完成とは言えない。また仮分数は通常、帯分数に直す。この2つの仕上げは手間ではなく、答えを読みやすくするだけ。8分の3と8分の3を足すと8分の6だが、6と8は公約数2を持つので、きれいな答えは34。そして1より6分の1多い76は、116と書いた方がわかりやすい。

ポイント

答えの仕上げを忘れずに:既約分数に約分する(分子と分母を最大公約数で割る)、そして仮分数を帯分数に直す。量は同じ — ただ、わかりやすく書くだけ。

試してみよう 答えを整える
約分できる分数を作り、約分と帯分数への変換を確かめよう。バーの色のついた部分の長さは常に同じ。
分子 n 6
分母 d 8

まとめ

場面やること
同分母分母はそのまま、分子を足すか引く38 + 28 = 58
異分母まず通分、それから分子を足す12 + 13 = 56
帯分数仮分数に直し、足すか引いて、繰り上げ・繰り下げ134 + 212 = 414
よくある間違い分母を足してはいけない — 分母はピースの大きさ、個数ではない
仕上げ既約分数に約分し、仮分数の答えは帯分数に直す

練習問題

  1. 49 + 39 を計算しよう。
    答えを見る

    分母が同じなので、9はそのまま、分子を足す:4 + 3 = 7、答えは79。7と9に共通の約数はないので、すでに既約分数。

  2. 5616 を計算して、約分しよう。
    答えを見る

    分母の6はそのまま、分子を引く:5 − 1 = 4、46。4と6はどちらも2で割れるので、約分して23

  3. 14 + 16 を計算しよう。
    答えを見る

    分母が違うので通分する。4と6の最小公倍数は12:14 = 31216 = 212。分子を足す:3 + 2 = 5、答えは512(すでに既約分数)。

  4. あるレシピで生地に23カップ、打ち粉に16カップの小麦粉が必要。合わせて何カップ?
    答えを見る

    3と6の公倍数は6:23 = 4646 + 16 = 56カップ。

  5. 帯分数 134 + 212 を計算しよう。
    答えを見る

    仮分数に直す:134 = 74212 = 52 = 104。足す:7 + 10 = 17、174 = 414 — 分数部分が1を超えて繰り上がった。

  6. 314134 を計算しよう。
    答えを見る

    4分の1から4分の3は引けないので繰り下げ:仮分数に直して13474 = 64。約分:6と4は2で割れて32 = 112

🎯 確認テスト

6問で理解を定着させよう。正しいと思う答えをタップして。

§ 先生・保護者の方へ

このレッスンは4.NF.B.3.a4.NF.B.3.cを扱う — 同じ分母を持つ分数の足し算・引き算(同じ全体の部分を合わせたり分けたりする)、帯分数の同じ操作(繰り上げ・繰り下げを含む)。さらに5.NF.A.1へ進み、異なる分母を持つ分数を通分(それぞれを等値分数に書き直す)してから足し算・引き算する。繰り返し強調するのは — 分母はピースの大きさを表すものであり、決して足さない — という点で、最もよくある間違い「12 + 13 = 25」を防ぐ。

eastmath.com · ステージ3 · 3.3 足し算と引き算 · 数を数えることから微積分まで、一本道